装備済みの回路基板の機能テスト

カメラでなくてもよい場合がある

製造総数と試験場の数が多い場合、赤外線カメラの使用がコスト的に厳しいこともあります。その場合には、製造施設内での重要コンポーネントの生産管理を継続的に行うには赤外線放射温度計を使った温度モニターが適してます。連続生産で繰り返し生産される重要コンポーネントは同じ場所に配置される（回路基板の位置）ことが多いので、赤外線温度センサー オプトリスCT LTを使用してモニターできます。温度測定結果は繰り返し試験場に転送され、方針決定をアシストします。

永続管理のための小型赤外線放射温度計

現代の製造技術は製造工程のコスト削減を実現しただけでなく、製造機器に赤外線放射温度計を組み合わせて多様な用途で使用することも可能にします。小型赤外線放射温度計オプトリスCT LTは、装備済みの回路基板のチェックのような実用的用途で使用されています。このモデルは世界最小の測定用赤赤外線温度センサーで、マイナス50℃から975℃までの温度を網羅するリニアアウトプットが付いています。

このセンサーには小型赤外線センサー（14ｘ28ミリメートル）と分離した電子装置ボックスが付いています。小型の赤外線センサーヘッドは隙間の少ない環境での使用を可能にし、十分なスペースが取れず、非接触型の温度計が使用できない試験場での使用に特に適しています。

このセンサーヘッドにはステンレス製の頑丈な筐体（IP65）が付属しており、冷却せずに180℃までの環境で使用できるようになっています。測定対象物までの距離率が22：1の正確な測定のできるレンズのおかげで試験場のどこにでも柔軟にインストールできます。これ以外のイノベーションは、付属のレンズを使用して最大0.6ミリメートルまでの極小スポットの測定が可能なことです。

電子評価機能（PI65）が複数の信号処理方法を提供します。電子基板の測定温度信号は0−20メガアンペア、4〜20メガアンペア、0〜10ボルトのリニアまたは熱電対アウトプットを経由してオペレーターの転送されます。付属のCLDディスプレイ付きコントロールパネルで信号処理方法と組立エリアのパラメーター調節を選択できます。プログラミングは、PCまたはラップトップPC上で付属のUSBまたはRS232インターフェースを経由してできます。既存のデータの取り込みには、RS485インターフェースまたはCAN-Bus、PROFIBUS DP、イーサーネット、アラームリレーなど、アドレス可能な異なるインターフェースを使用できます。