主な機能:
- 従業員と来訪者の皮膚温度の上昇を検査する
- 設置と検査システムの操作が簡単
- 定義済みの警戒数値に達した皮膚温度を検出すると警報信号を出す
- 発熱を疑われる対象者の熱画像を自動的に保存する
- 包括的なソフトウェアが豊富で標準的なPCで起動できる
最近の新型コロナウイルス感染症/COVID-19などのウイルス性伝染病により、世界各地で人間の体温を検査する赤外線カメラの需要が高まっています。
当社の製品群にはこの需要に応える2種類の赤外線カメラがあります:
Xi 400 とT010の組み合わせ (測定範囲−20〜100 °C)
PI 450i とT010の組み合わせ(測定範囲−20〜100 °C)
スクリーニングツールとして赤外線カメラを使用する有効性は、外皮の表面温度と体内または中核の体温との相互関係に起因します。
推奨:
PI 450i T010 で29度の光学レンズ使用で距離が1 メートルまたは
PI 450i T010 で18度の光学レンズ使用で距離が1.5〜2メートル
(測定視野は4ミリメートル以下でなければならない)
この方法は主に関門や集団スクリーニングが行えない場所で使用します。近めの距離から内眼角(涙管)の正確な温度を測定でき、外皮温度と中核体温との強い相関関係を提示します。この方法では軽度の発熱も測定できます。
推奨:
Xi 400 T010
PI 450i T010 29度か53度の光学レンズ使用で距離が4メートル以内
一度に、または順次に、赤外線カメラで大勢の人をモニターします。検査する頭部温度のほとんどが健康な人の体温と仮定することで、例外となる発熱による高温を簡単に見抜きます。
ほどんどのスペクトラル感度が8-14 μmの赤外線カメラの精度は、表示温度の+/- 2°Cか2%で数値が大きい方と規定されており、これは0℃から50℃までの周囲条件下での幅広い産業環境によって変わります。
現在のマイクロボロメータセンサー付き赤外線カメラの精度は+/- 0.5 °C以上に上がっています。黒体基準ソースを使用しないとこれほどの精度になりません。このソースには安定性と高放射率が不可欠で、スキャンする対象物に近い位置に設置する必要があります。
オプトリスのBR 20AR周囲基準ソースはPI 450i T010と組み合わせることが可能です。この黒体には精度+/- 0.1 °Cで16ビットのデジタル温度センサーが装備されています。この高度に正確な基準信号とPIXコネクトソフトウェアを統合することで、機器の調整、周囲温度の不安定さ、短期安定度などで生じるカメラの不確実性を、95%の信頼区間を持つシステム精度+/- 0.5 °Cまで下げました。
対象物の発熱を検出するスクリーニングシステムでの赤外線カメラ使用の本領が発揮されるのは、涙管/内眼角を測定して検出した顔面の表面温度が、同じ環境化での正常集団の中で高い人を見分ける能力にあります。
optris BR 20AR、天井または壁取り付け用ブラケット付き
optris Xi 400
optris PI 450i
optris BR 20AR