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You are here: Optris JP用途技術記事Integration of IR temperature sensors with Siemens PLCs

Integration of IR temperature sensors through Profibus

シーメンスPLC環境に赤外線温度センサーを統合する

 

オプトリスの非設置型温度測定装置には進化したインターフェース概念が採用されており、これによりネットワークや自動システムとの統合が容易になっています。下記の技術注記では、RS485モジュールを経由して熱探知カメラを配置する方法と、PROFIBUS DPを使用したPLC経由でオンライン赤外線放射測定器を配置する方法を取り上げています。

 

PLC環境では、PROFIBUSが最も使用されているバスシステムとして一般的に認知されています。製造、工程、オートメーション構築を考えた場合、このバスシステムが単体バスパートナーと制御ユニット間の理想的で、安全で、素早い情報交換方法と見なされています。PROFIBUSネットワークの設置方法は毎回ほとんど同じです。片側にシーマンスのSIMATIC S7などの制御ユニットがあり、この制御ユニットはマスターシステムまたはアクティブ端末とも呼ばれます。もう一方にスレーブと呼ばれるバスパートナーがあり、これは受動端末として知られています。これがアクターまたはセンサーになります。オプトリスの赤外線温度センサーはすべてプロセッサーフィールド通信、特にこのバージョンのPROFIBUS DPに属します。

optris PI infrared camera connection to a PLC master system (SIEMENS S7) including a PROFIBUS network with slave devices like IR online thermometers

オプトリスPI熱探知カメラを統合する

現在ではPLC環境に熱探知カメラのオプトリスPIを統合する簡単なソリューションが存在します。このソリューションはPRS485などのマスターシステムのが他ネットワークへの接続をサポートするという利点を基にしています。上のイラストにある通り、これにより赤外線カメラとPLC環境の長距離のシステム配置(3メートルまで)が可能になります。一般的に、オプトリス熱探知カメラはPCとカメラ用ソフトのオプトリスPIXコネクトのディスプレイに接続されて温度を分析します。このソフトは外部コミュニケーションに合わせた調節が必要です。下記のイラストに描いてあるように、RS485の接続はソフトのメニューからツール→配置→外部の順で進み、「コンポート」モードで選択できます。

Configuration of imager software optris PIX Connect

PLCシステムとカメラを統合するオプトリスRS485キット(製品コード:ACCTRS485USBK)が販売されています。RS485キットに含まれる個別のソフトを使用するとPCの仮想コンポートを作成できます。この仮想コンポートはオプトリスPIXコネクトとRS485モジュールを接続します。RS485モジュールは最終的にAとBケーブルを経由してシーメンスS7 PLCにデータを転送します。この記事にある最初のイラストでは、オプトリスPIカメラとシーメンスS7 PLC接続を基にしたRS485上のハードウエア配置を示しています。オプトリスPIカメラやシーマンス製品の詳細は以下の通りです。

  • オプトリスPI 160/オプトリスPI 200/オプトリスPI 400
  • オプトリスPR485キット(製品コードACCTRS485USBK)
  • SIMATIC S7-300、CPU313C-2 DP(PROFIBUSモジュール付きプロセッサー)
  • SIMATIC S7-300、デジタル&アナログアウトプット付きのフロントモジュール
  • SIMATIC S7-300、CP 340(RS422/485インターフェース付き通信プロセッサー
  • ソフトSTEP7(RS485とPROFIBUSモジュールのSPSを設定するため)

Pluggable, digital interface modules for maximal flexibility; simple to install via standard modules

The electronic box enables an easy switching of digital interfaces

オプトリス赤外線オンライン測定器の統合

電圧、電力、熱電対などの赤外線放射測定器の標準的なアウトプット信号に加え、オプトリスは追加のインターフェースを提供しています(センサーヘッドと電子装置ボックス用)。上記のイラストのように、各ボックスに付いてあるフリースロットから最適のデジタル・インターフェース・カードをインストールできます。

このインストールは非常に簡単です。GSD(GENERICSTATION DESCRION )ファイルと呼ばれるファイルが各フィールドバス・パートナーに属します。マスター機器とスレーブ機器間の通信を安定させるためにこのファイルをPLCにロードすることも可能です。オプトリスPROFIBUSインターフェース用のGSDファイルは製品に付属するCDに入ってます。このCDには、対象物の温度をリクエストする通信手順や放射率バリューを設定するなどの重要な情報が詰まっています。